当院からのあいさつ

はり、きゅうと一口に言っても内容は様々です。鍼は痛い?くせになる?不衛生?なんて心配ありません。
当院のお勧めする鍼灸治療は赤ちゃんからご年配の方までどなたにでも安心して施術を受けて頂けます。身体にやさしい、痛くない鍼治療です。

私が目指す鍼治療
(痛くない鍼治療とは?)

東洋医学・漢方では、人体を小宇宙ととらえ、全体のバランスを重視します。痛い所等だけの局所的治療では、かえって全体のバランスを崩すこともありますので、どのような症状・病名の方でも。まず、全体的にバランスを整える健康の基礎を創る根本的治療(=経絡治療)をお受けになることをお勧め致します。
気を整える鍼ですから、とてもソフトで赤ちゃんからお年寄りまで安心して受けて頂ける“やさしいはり”です。

人間の体には、内蔵(内臓)の機能を反映する気血の通路=経絡があります。脉(脈)はその一部であり、内蔵(内臓)の働きの良し悪しを反映しています。当院では、その脉(脈)を診断し、みなさまおひとりおひとりの体『内蔵(内臓)』の状態を把握し、気血の流れを整えることにより体に無理なく自然治癒力を促進し、病や愁訴『だるい・痛い・シビレ等様々な不快症状』を根本的に癒してゆく治療法を行っています。

新たに学んだ医療(バイオレゾナンス)
を使って、より良い鍼治療へ

ドイツ振動医学パウル・シュミット式バイオレゾナンス(振動療法)とは?

バイオレゾナンスとは、バイオ(生体の)+レゾナンス(共鳴)という意味です。
物質は、分子のレベルでみると微妙に振動しています。したがって、物質にはそれぞれ固有の周波数が決まっています。心臓や肺、胃、腸といった人間の臓器にも、それぞれ周波数があり、健康なときは本来の周波数を出しますが、調子が悪いときは本来の周波数を出しません。振動測定器※を使い周波数を調べることで、不調な臓器を特定し、その原因を特定します。
また、測定するだけではなく、その周波数を整える(本来の周波数とハーモナイズ=共鳴させる)ことで自然治癒力を引き出し、体の健康を整えていきます。

※振動測定器=1976年にドイツの物理学者パウル・シュミットが開発した。ドイツ振動治療推進協会のもと、ドイツだけではなく世界で使用されている。(ラ・ヴィータ統合医療クリニックのHPから)

なぜ振動療法を学んだのか?

私が振動療法を学んだのは、振動療法によって私自身が救われるという体験が、きっかけでした。
2013年の春、私は急性大動脈解離を発症し、さらに左腎梗塞による急性腎不全を併発いたしました。ICUで5日間の加療を経て一般病棟へ移ったものの、高血圧と腎機能がなかなか改善しない状態が続きました。主治医の了承の下、妻(看護師、鍼灸師)による鍼治療を併用することで血圧は、130以下に落ち着きました。加えて、3.0まで上昇していた腎機能の数値・クレアチニン値(成人男性の平均値は1.2以下)が1.0まで下がるという腎機能の改善も見られ、退院することが出来ました。
しかし、一度解離を生じた大動脈は壁が薄くなっていて、血圧が段々と血管壁を圧迫し、血管破裂のおそれがありました。そのために、人工血管に置き換える手術は止むを得ないと主治医から言われていました。
そんな折、手術に不安を持つ知人からある医師を紹介されました。その医師が、振動療法を含め、統合医療を実践されている森嶌淳友Dr.でした。
森嶌Dr.によるセカンドオピニオンは、現時点での手術は第一選択ではなく、全身の状態を改善する振動療法プログラムを中心に、サプリメント等で栄養補助を行い、血管壁を強化するというものでした。私にとって、手術をせずに仕事が継続できることは何より有難く、一もニもなく振動療法にかけてみることにしました。結果、退院後7年が経った現在、手術をすることなく元気に過ごせています。
また、振動療法に用いる周波数測定器を使うことにより、私の専門分野である経絡・気血といった目に見えないものを測定、数値化することが可能です。このようなことから、振動療法を学ぶことは自身の鍼灸経絡治療に幅をもたせ、より守備範囲を拡げ、患者様に喜んでいただけると確信できたので、振動療法を学びました。

体験談コーナー

鍼治療によるもの

60歳 女性 パート
私といとう鍼灸院の出逢いは今から約20年前になります。
当時、難病のITP(突発性血小板減少性紫斑病)治療のためにステロイドを服用し、その副作用からか大変な皮膚トラブルに悩みました。また、メニエール症候群からか酷い目眩や吐き気など数々の問題を抱えていました。
でも、伊藤先生の施術のおかげで、それらの症状から解放されました。現代の医療ではそれぞれの病状に応じて薬を処方されますが、専門的であるためにひとりの身体を全体的に捉える事がなかなか出来ていない気がします。
長年、副作用で悩まされた私は、ひとりの身体をバランス良く治療する伊藤先生の鍼灸技術に救われたと思っています。
現在も体調維持のために定期的に通院しています。本当に伊藤先生との出逢いがなければ、今の健康的な日常はなかったと心から感謝しています。
40歳 主婦
私が35歳で2人目の子を出産してまだまもない頃、赤ちゃんの世話や上の子の育児、家事などでまだ体調も回復できずにいて、疲労感がとてもあり、きついコリを感じて肩や首をグルグルと回していた時、それは急に起こりました。
空を見上げるように顔を上に向けると、電気ショックを受けたかのような強い痛みが後頭部に感じられ、それから顔を上に向けることができなくなりました。うがいや薬を飲むのも下を向いたままでないとできませんでした。
その後、容態は悪くなる一方で自分の首や頭を支えることができず、寝る態勢や寝返りをうつことも一人ではできなくなりました。育児どころではありません。ある日、なんとか起き上がり歩こうとしたら、脳から血の気がひき、その場に倒れこみ救急車で病院へ行きました。意識はあったので、いろいろと検査をしたところ、環軸椎回旋位固定という、聞きなれない名前の病状を告げられました。和歌山県立医科大学附属病院の整形外科で診てもらうことになり、担当医からは、即、「首の手術が必要です。」と言われました。しかし、自分の置かれた状況を考えると二つ返事はできませんでした。家には5歳の長男と2カ月の次男が私を待っていました。手術などしてしまったら子育てなど到底できません。家事も育児も手放さないといけないと思ったからです。主人とも話合いましたが、簡単に結論を出すわけにはいきませんでした。困り果てて行き場を失っていた時、昔からお世話になっていた伊藤先生に鍼で治療してもらえないかと思い立ち、すぐに相談しました。
伊藤先生に私の首の状態をレントゲン写真で確認してもらったところ、第二頸椎の骨が左へ曲がったまま固まってしまっているので、かなり難しいと言われました。治療をしても骨を元通りに戻すことはできないということでした。それでも、伊藤先生は諦めず、首が少しでも良い状態になるよう治療を施し、私や家族を励ましてくださいました。
治療後、少し重だるさは感じられましたが、全く右を向く事ができなかった頭がひょいと簡単に右へ向くではありませんか。頭を左右に動かすことができたときには涙が出るほど嬉しかったです。
まだ完全に治ったわけではなく、時間が経てば、首を回す力は失われてしまいましたが、何度も通ううちに、体の中心線から左へズレこんでいた頭は少しずつ真ん中へ戻り始め、首も大きく左右へ回すことができるようになっていきました。その頃には、体の自由も効くようになり、家事も育児もこなせるようになっていました。もしあの時、伊藤先生に相談をしていなかったら、大学病院で首の手術をし、リハビリを受けて体の回復を待つ日々を送っていたでしょう。
その後も、伊藤先生の鍼治療をずっと続け、すっかり元気になりました。3人目の子も授かり、今では3人の子育てに奮闘する日々です。今の私があるのは、伊藤先生のおかげです。当時、本当に苦しんでいた私を、諦めずに励まし、手術することなく鍼の治療でここまで元気にしてくださいました。先生は私の命の恩人と言っても過言ではありません。伊藤先生には、本当に感謝しています。そして、これからもずっとお世話になるつもりです(笑)。どうぞ、よろしくお願い致します。
63歳 女性 医療従事者
数年前右手指がバネ指になり医師からは、手術しかない状態と言われました。 医療従事者の集いで伊藤先生と知り合い鍼灸治療を始めました。 治療を受け始めて数ヶ月が過ぎるとお箸、ボールペンも持つことができなかったのに、 現在では、動きが多少鈍いですが日常生活には支障がない状態にまで回復しました。 また、現在は、新たに左手指がバネ指になり治療して頂いてます。 現在、痛みは治まりつつあります。
指だけでなく、椎間板ヘルニアの治療についても現在治療しています。 ギックリ腰を繰り返していましたが、今では、ほとんど大丈夫です。 こちら痛みは多少有りますが、日々の生活には支障なく日常を送ることが出来ています。 予防とリハビリを兼ねて自身で出来ることがないかと探していた時、 テニスボールを使った筋膜はがしのリハビリがある事を知り毎日2回行っています。 伊藤先生との出会いは、私の日常生活と人生を大きく変えるきっかけとなりました。
身体にメスは入れたくないので、継続して2週間に1回通っています。 有難うございます。

鍼治療と振動療法の組み合わせ

55歳 男性 会社員
呼吸器科の医師から気管支喘息と診断され、吸入ステロイド薬を処方されました。一度目は、薬の吸入で咳は止まったのですが、2度目になると、いくら吸い込んでも、止まらなくなりました。これを伊藤先生に相談したところ、「鍼治療と同時に振動療法というのを試していいですか?」と問われ、まぁダメで元々と思い、お願いしました。
伊藤先生は、機械(振動測定器)で私の体調を調べ、その機械で振動療法を行いながら、ツボ(腎経・肺経のツボ)に鍼を打ちました。気が付くと咳は気にならなくなっていました。
鍼灸院を出て暫くすると咳は元通り出るようになりましたが、私はこの治療を何回か続けることで咳が止まるような気がしました。週一でこの治療を受けていると、3週目頃から明らかに咳は少なくなり、その後、自然に止っていきました。

私が目指す治療法について

これから私は、今まで実践してきた「痛くない鍼治療」と新たに学んだ「振動療法」の融合を進めていきたいと考えています。
その1つの手法は、鍼治療による効果を振動測定器によって確認するものです。施術した鍼治療に効果があったのか?なかったのか?足りないのか?を測定し、効果を確認することで、鍼治療の技術を向上させていけると考えます。
2つ目は、同時に施術することによって、より大きな効果、より即効性のある効果を生み出す可能性があると考えます。
そして、もう1つ、同時に複数の症状に対するアプローチが可能になります。
鍼治療がより有効な症状、振動療法がより有効な症状に対して同時に施術することで、治療時間を短縮することが出来ます。
こうした手法で経験を積み重ねることにより、確かな知見を得、より高度な技術を身に着けていこうと考えています。
この私の考えに賛同していただける鍼灸師、そして鍼灸師を目指す方へ互いに学び、互いの経験から得た知識を交換し、より良い鍼治療を目指しましょう。

鍼治療と振動療法の親和性について(振動療法の師 森嶌Dr.の見解)

鍼灸治療は、体の中の気の流れを整えることで、体の不調を改善させる伝統的な治療です。
鍼灸は体の中のツボと呼ばれるところを刺激して気の流れを調整します。ドイツ振動医学バイオレゾナンス では、そのツボの周波数が特定されています。それが特定されているということは、そのツボを振動療法だけで刺激することも可能です。鍼灸治療と振動療法を組み合わせることで、鍼灸治療の効果が増幅し、より効果的になります。自身もクリニックで鍼灸が必要な人に対しては、鍼灸治療と振動療法を組み合わせて行なっており、他の鍼灸治療とは効果が違うと患者さん自ら話されていることが多いです。
いとう鍼灸院さんは、本格的な鍼灸治療なので、それに振動療法を組み合わせることで、治療効果がさらに上がり、治療期間が短くなるなど、患者さんにとってとても有益な治療であることは間違いないでしょう。

森嶌淳友Dr.

※森嶌淳友Dr.
表参道ウェルネス統合医療クリニックの院長
「西洋医学」に「東洋医学」や「伝統医学」などの「補完代替医療」を加えることによって、病気の早期発見や予防、根本治療、健康の増進などを目指す「統合医療」を実践。また、この統合医療にドイツ振動医学バイオレゾナンスを取り入れることで患者さん一人一人に合ったオーダーメイド治療を行っている。
伊藤鍼灸師は森嶌Dr.に「振動療法」を学んだ。
■一般社団法人日本ホロス臨床統合医療機構の代表理事。

表参道ウェルネス統合医療クリニック

プロフィール

院長 伊藤誠基 (いとう せいき)
1990年  鍼灸師となる
2000年  いとう鍼灸院を開業
  • Dr. Morishima style Bioresonance Academy 振動療法認定士
  • 一般社団法人 日本ホロス臨床統合医療機構会員
  • 公益社団法人 大阪鍼灸マッサージ師会会員
  • 日本統合医療学会会員
  • 2019年 5月
    ドイツ振動医学バイオレゾナンス病院、
    クリニックを視察研修及び
    レヨネックス社主催国際学会出席
    証書
  • 2019年 12月
    日本統合医療学会にて演題発表 「ドイツ振動医学バイオレゾナンスと鍼灸治療の組み合わせにより改善した滲出性中耳炎の一例」

リディア・シモン(ルーマニア)=マラソン選手
2000年のシドニー五輪女子マラソンで高橋尚子との熾烈な優勝争いが記憶に残る。結果は、高橋が優勝、シモンは2位。

この写真は2007年にシモンが大阪国際女子マラソンで来日した時のもの。
左踵に痛みを抱え、出場が危ぶまれた。関係者の紹介でいとう鍼灸院へ、2日にわたる伊藤鍼灸師の鍼治療等でなんとか回復。無事大会に出場し、6位入賞。